コラムCOLUMN
皆さん、こんにちは。
相川駅から徒歩30秒の「相川駅前歯科」です。
以前、「親知らずが生えてきた!抜いたほうがいいですか?」の記事で、親知らずには抜いた方がいいものと、抜かない方がいいものがあることをご紹介しました。
抜いた方がいい親知らずの場合、抜歯後はどのように過ごしたらいいのでしょうか。
親知らず抜歯後の過ごし方
親知らずを抜歯した後は、歯がなくなった分の穴があいてしまいます。
この穴はだいたい1ヶ月〜半年程度でふさがるのですが、穴がきちんとふさがるためには、その部分に血餅という血のかたまりができなくてはなりません。
この血のかたまりがだんだん歯ぐきの組織に置き換わっていくことで、正常な歯ぐきの状態に戻っていくのです。
そのため、親知らずの抜歯後は以下のようなことに気をつけましょう。
・ブクブクうがいをしすぎない
・傷口を舌で触らない
・歯磨きの際、ゴシゴシ擦りすぎない
特に抜歯した当日はどうしても傷が気になり、ブクブクうがいをしたくなってしまう人も多いでしょう。
しかし、ブクブクうがいをしていると血が固まらなくなり、血餅もできにくくなってしまいます。
血をきちんと固めるため、また、固まりかけた血をはがさないため、うがいには十分注意しましょう。
傷口を舌で触ったり、歯磨きの際にゴシゴシ擦ったりするのも、同じ理由で避けなければなりません。もし、抜歯後の穴に食べかすが入ってしまって気になるときは、ゴシゴシ擦るのではなく、軽く水でゆすいで落とすようにしましょう。
仮に食べかすが取れなかったとしても、傷が治るにつれて排出されますので、食べかすが歯ぐきに入ってしまうなどの心配はいりません。
親知らず抜歯後の食事
抜歯した部分は傷口なので、抜歯の当日は固形物や熱いものを避け、スープやゼリー、ヨーグルト、スムージーなどの常温の流動食を食べるのがおすすめです。
その後も、数日間はできるだけやわらかい食事を食べると良いでしょう。
また、少なくとも一週間は以下のような食べ物を控えるのがおすすめです。
・スパイスなどの香辛料を多く使った食べ物
・酸味の強い食べ物
・熱い食べ物
これらの食べ物は傷口に強い刺激を与えてしまい、傷口の痛みにつながってしまいます。
また、おせんべいのような硬い食べ物は傷口を直接傷つけ、再出血させてしまう可能性もあります。
なるべく食べないように気をつけましょう。
なお、飲酒や喫煙もしばらくの間は控えるようにしてください。
親知らず抜歯で不安な方はご相談ください
親知らずの抜歯後は、傷口がふさがるのに1ヶ月〜半年程度の時間がかかります。
穴がふさがるためには、傷口をできるだけ刺激しないような生活や食事に気をつけなくてはなりません。
親知らずの抜歯について、または抜歯後の生活や食事について不安なことがありましたら、お気軽に相川駅前歯科までご相談ください。