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歯が抜けていても小児矯正はできますか?
皆さん、こんにちは。
相川駅から徒歩30秒の「相川駅前歯科」です。
お子様の歯並びやかみ合わせを整える小児矯正ですが、乳歯から永久歯に生え変わる途中で、歯が抜けている状態でも行えるのでしょうか。
今回は、小児矯正を行う時期についてご紹介します。
小児矯正は顎の骨が成長する時期に行う
小児矯正には大きく分けて一期と二期があり、一期は永久歯が生え揃う前に、二期は永久歯が生え揃ってから行います。
一期と二期にタイミングが分かれているのは、一期と二期では矯正を行う理由が少し異なるためです。
小児矯正の一期では、大人の矯正のように歯並びを整えるというだけではなく、お子様の顎の骨や口周りの筋肉をバランスよくするのが大きな目的です。
つまり、乳歯を動かして歯並びを整えるというよりは、将来的に生えてくる永久歯のために、歯がきれいに並ぶスペースをしっかり確保するとともに、歯並びやかみ合わせが悪くなるような悪いクセを治していく、というイメージがわかりやすいでしょう。
そのため、小児矯正の一期は永久歯が生え揃う前、まだ顎が成長途中の段階にあるときに行います。
理想としては、幼児期から定期的に歯科検診を行い、最も適切な段階で治療を始められるのがよいと言えます。
小児矯正の一期と二期については、「小児矯正は、一期だけでも効果がありますか?」もぜひあわせてご覧ください。
歯が生え変わるタイミングがベスト
では、最も適切な段階とはいつ頃なのでしょうか。
お子様の顎や歯の成長は一人ひとりペースが異なるため、小児矯正を何歳から始めれば良いか、というのは一概に言えません。
しかし、どのくらいの成長タイミングから始めれば良いか、というのは目安があります。
それは、乳歯が永久歯に生え変わり始めるころです。
このため、一般的には7〜9歳ごろとされています。
しかし、生え変わるスピードが早いお子様の場合は5〜6歳でご来院されても構いませんし、乳歯が残っている10歳ぐらいまでは顎が成長途中なので、一期の治療を行えるケースが多いです。
一般的な歯の矯正というとワイヤーをイメージされる方が多いかもしれませんが、一期で行う治療は必ずしもワイヤーを使うとは限りません。
顎の形に合わせて少しずつ歯の並ぶスペースを作っていく「床矯正」や、歯並びやかみ合わせを全体的に整える「マウスピース矯正」などを使うものも多いです。
ワイヤーは歯が生え揃ってからでないと使えないことも多いですが、上記のような装置なら歯が抜けていても問題なく使えます。
ですから、小児矯正は歯が生え変わるタイミングで行うのがベストであり、歯が生え変わっている最中で抜けた状態でも治療を始められるのです。
小学生になったら、一度ご相談ください
小児矯正には一期と二期があり、特に一期の治療は歯の生え変わりの時期に行うのがベストです。
そのため、歯が抜けている状態でも治療を始められます。
理想的なタイミングをはかるためには、定期的な歯科検診で歯や顎の状態をよく知っておくことが大切です。
一期の治療は歯の生え変わりの時期に行うため、7〜9歳ごろ、早いお子様では5〜6歳ごろにスタートするのがおすすめです。
小児矯正をお考えの方は、お子様が小学生になったら、一度お気軽に相川駅前歯科までご相談ください。